
「『オナニーが気持ちよくない』と感じていないか?オナニーのやり方を変えてみても快感を得られない場合は注意が必要だ」
オナニーが気持ちよくない
オナニーをしても、以前ほど気持ちよくないと感じることは無いか?
昔は、射精すると身体が震えるくらい気持ちよくてウッホォーゥ!みたいなテンションになっていたが、最近はそこまでの気持ちよさが無くなってるように感じる…
それは、オナニーの頻度と刺激のマンネリ化が原因かもしれない。同じ方法でオナニーを続けていると、刺激に慣れて快感を得にくくなってしまうんだ。
そういった場合、刺激を強くしていくことで以前のように気持ちよくオナニーができるようになるんだが、ペニスを強く刺激し続けると射精障害などになる可能性が高いので注意が必要だ。
オナニーが気持ちよくないと感じた時は、刺激を強くするよりもオナニーの方法を変えてみると良いだろう。今まで手でオナニーをしていたなら、ゆるめのオナホでのオナニーに切り替えてみるといった感じだ。
ただ、オナホを使ってオナニーをしても、刺激に慣れてしまうと同じように強い刺激を欲してしまうので、オナホの快感が物足りなくなったら手でのオナニーに戻したり、ローションを使って感触を変えてみると良いだろう。
また、オナニーの頻度も変えてみるのも一つの手だ。
今まで毎日していたなら3日に1回くらい、週に2,3回の場合は2週間に2.3回といった感じで間を空けてみよう。ゆるい感じのオナ禁をすることで感度を上げる、いわゆる「快感ブースト」でも改善効果があるぞ。
刺激が物足りなくなってオナニーが気持ちよくない場合はこのような方法で対処できるが、射精をしても全くイッた時の快感を得られないという人は注意が必要だ。
もしかしたらオーガズム障害かも…
射精してもイッた快感がない(オーガズムが得られない)場合は、「オーガズム障害」である可能性が高い。
オーガズム障害とは、快感を感じる器官が機能低下する障害で、ストレスや神経障害などの心因性の場合や、抗精神薬のセロトニン・ドーパミン拮抗薬(うつ病の治療薬)の副作用の場合がある。
他にも男性の更年期障害と言われる「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」が原因でオーガズム障害になることもあるんだ。
女性の更年期障害は聞いたことがあるかもしれないが、最近は男性にも加齢に伴う身体の変化があることが分かってきた。
LOH症候群は、30代~50代の男性の加齢による男性ホルモンの低下が原因と言われているが、30代で症状が出る場合はストレスの影響が大きい。
ペニスが機能低下する障害と聞くと、「ED」を思い浮かべるかもしれないが勃起ができる場合はEDとは言えない為、ED治療薬での改善は難しいと言われている。
オーガズム障害やLOH症候群の治療には、男性ホルモンの一種であるテストストロンの補充療法や漢方薬などがあるが、心因性の場合は心療内科でのメンタルリハビリテーションでの治療が効果的だ。
オナニーが気持ちよくないと感じていて、その理由の一つが「射精しても気持ちよくないから」という人は、一度医師に相談してみると良いだろう。
まとめ
オナニーをしても気持ちよくないと感じたときには…
・快感に慣れて刺激を強くするとペニスに負担がかかるので注意。
・刺激を強くするよりも刺激を変える方向で対応する。
・オーガズム(イッた時の快感)を感じられなくなったら医師に相談をおすすめする。
特に、最後のオーガズム(イッた時の快感)を感じられなくなってオナニーが気持ちよくないと感じている場合は、メンズヘルスに特化した専門外来で医師に相談してみるといい。
オーガズム障害や射精障害に影響のある、テストストロン値の検査は泌尿器科でも行っているので、そちらを受診するという方法もある。
性器の問題は相談しにくいため、問題があっても放置してしまう場合が多いが、時間が解決しないこともある。オナニーのやり方や時間をおいても改善しない時は、恥ずかしいかもしれないがなるべく早めに医師に相談してみてくれ。